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障がい者の就労賃金と自立生活について考えつつ。

先日、改めて障がい者の働く事業所、とくにB型就労事業所の方の賃金と標準的な生活生計維持費とのギャップについて探る記事を読ませていただいた。
就労継続支援A型事業所及び就労継続支援B型事業所における障害者の就労条件に関する質問主意書

 

労働者なのか、就労訓練生なのかで締結される労働法といった法的な事柄や、それに基づいての賃金なのか工賃なのかという区分で全く変わってくるという実態がある。

 
大きな問題は、私が知る限りでもA型就労事業所の全国平均月額賃金にその倍ぐらいの賃金を上乗せしてやっと一人分の生活が成り立つ、生計が立てられるという現状から、その半額どころか3分の1にも満たないB型の月額工賃では、とても生計が立てられるどころではない。

 

 

しかもそこには福祉サービス利用料が毎月取られるという、働けないから困っていてそういった事業所に通所している障がい者に全くそぐわない仕組みも絡んでくる。社会参加をしたり、働こうとすればするほど理不尽なお金が出ていくばかりで、これではむしろどんどん自立の機会が奪われていくばかりで本末転倒だ。

 

 

不自由な体をどうにかついていかせることができてもその工賃や賃金の低さにやる気を削がれて気持ちの方から挫折し、退所をしていく利用者さんも少なくない現状から、その区分が工賃であれ賃金であれ、いかに報酬というものが働く人の意欲に大きく影響しているかを再実感する記事であった。

 

 
発生したお金をいただく以上決して楽ではないが、生活を充実させるためのものや自分の社会的役割でもあり、生計のためにも必要な「働く」という一生に関わっていくことだ。一筋縄ではいかない問題に、どうにかして生計を始めとするその見込みや先行きの希望ある見通しの光が、将来に一筋でも差し込むように願って止まない。