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アトピー性皮膚炎のケアにもいろいろ

アトピー性皮膚炎の場合は、効果的な漢方薬があります。 

漢方では日本屈指の先生が、アトピーをはじめ、さまざまな皮膚病に効果的だということで調合された漢方、それが越蝉加朮附湯です。

麻黄、生姜、ナツメ、附子という体を温める成分と、排尿をよくする成分、それから体の表面の赤味とかゆみを取る石膏からできている薬です。 

東京の国立小児病院では、昔から夏になるとアトピーの患児を海水浴に連れて行っていました。

海水には皮膚の免疫力を上げる作用がある、という理論に基づいて実行していたのです。 確かにそういう面があります。

それに加え、太陽という「熱」、海水に含まれる「塩」。その両方ともが体を温めるので、冷えと水の病気であるアトピーの方の皮膚にいいのでしょう。

ただし、急に太陽を浴びるのではなく、徐々に海水と太陽に慣らして、海水浴を楽しむ気持ちで取り組むといいと思います。 

西洋医学ではアトピーに対してステロイド剤が使われます。

重症のぜん息で息もできないというときに、ステロイド剤を点滴注射するとふっと回復したり、事故で出血多量になり、ショック死手前でもステロイド剤を投与すると生き返るなどという例があります。 

腎臓の上に副腎という臓器があります。副腎はたった5gしかない小さなものですが、もしこれを除去すると、動物は2~3週間で死んでしまいます。それくらい大切な臓器です。 

心身のストレスがかかると、副腎からアドレナリンやコーチソールというホルモンが出る。

これでストレスに対抗し、ストレスから逃れよう、病気を予防しようとします。このホルモンを合成してつくったのがステロイド剤です。 

西洋医学では難病、奇病のように病名をしっかり突き止められないようなものには、すぐステロイド剤を使う傾向があります。