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くすみとクマは違う

 目の周りのくすみが、より強くなってきたものが「クマ」と呼ばれています。クマの原因は、メラニン色素と血流の停滞だと考えられます。ある程度のマッサージで血行を促せばよくなるかもしれませんが、マッサージをしても消えないクマはメラニン色素の沈着があると思われます。 

ただし、くすみとクマの医学的な定義というのは、現状ではまだほとんどされていないのが実情です。26シミについて、もう少し説明しましょう。 シミは、「日焼けのせいで生じる」と思っている方が多いでしょう。確かに多くのシミは紫外線と深い関係があります。 

しかし、シミのもととなるメラニンは、紫外線のみに反応するわけではありません。 ニキビややけど、湿疹のあとにできるのが、「炎症後色素沈着」です。これを見るとわかるように、炎症によってもメラノサイト(色素細胞)は活性化して、シミのもととなるメラニンを生成するのです。

ですから、ニキビややけど、湿疹ができたときのケアを丁寧にしないと、シミの原因になるので要注意です。 また、ソバカスすなわち「雀卵斑」は、頬や鼻の周りにできやすく、こちらは遺伝的素因が強いといわれています。日光に当たるとより濃くなってしまうので、紫外線には気をつけなくてはいけません。 

ここ数年で認知度が高くなったのが、「肝斑」です。茶色いシミが頬や額や囗の周りにできます。左右対称に発生するのが特徴です。

これは、女性ホルモンの関与が考えられていて、妊娠後やピルなどを服用すると発生することがあります。軽い炎症が持続していることも原因だといわれています。こちらも、紫外線に当たると悪化するので、日光性色素斑でなくても、紫外線には気をつけなくてはいけないのです。